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【レビュー】浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 全5種(ケンエレファント)

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN

商品名浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN
発売元ケンエレファント
発売時期2021年2月上旬(全国版は2月中旬)
価格(税込)500円
種類数全5種類
ラインナップ・雷門(風雷神門)
・仲見世
・浅草花やしき
・水上バス「ヒミコ」
・どぜう飯田屋 どぜう鍋
サイズ(高さ)約0.5~5.5cm
対象年齢12才以上

京都の”嵐山”や”二条城”といった地域をテーマにしたミニチュアフィギュアを過去に発売してきたカプセルトイメーカー「株式会社ケンエレファント

そんなケンエレファントさんの新作ミニチュアの舞台となったのはなんと”浅草”

今回は造形企画制作をあの海洋堂が担当しており、非常に3次元感溢れるミニチュアが多いラインアップとなっています。

「浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN」開封レビュー

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 全5種

今回はセット商品を注文したのでカプセルはありませんでしたが、店頭に並ぶカプセルトイとしては赤いカプセルに入っています。

立体的な商品が多いということもあり、厚紙などで保護されているものも含まれています。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN ミニブック

ケンエレファントさんのカプセルトイの特徴でもある、両面フルカラーのミニブック(解説書)は今回も健在!

表面には各ラインナップのイメージ絵とそれぞれの解説がしっかり丁寧に記載されています。

以前ご紹介した「SAKE MINIATURE COLLECTION 兵庫 灘五郷 大関編」ではビッチリ字が書かれていましたが、こちらは全体的に字が大きめで読みやすい体裁になっていると感じました。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN ミニブック

裏面は商品の写真ではなく、実際の写真とともに英語での解説が記載されています。

英語の解説もケンエレファントさんのカプセルトイでは定番と言えますが、”みやげ”と銘打ってるだけあって外国人観光客の方への配慮もしっかりされています。

ちなみにこちらの商品、発売方法とその内容がちょっと変則的となっています。

「浅草フィギュアみやげ」という商品名だけあって、2021年2月6日(土)から仲見世商店街内の店舗など浅草地域にて先行発売され、全国販売は2021年2月19日(金)からとなっています。

また、今回ご紹介したミニブックは全国向けの商品仕様となっていて、浅草地域限定版ではミニブックが巻物状になっているそうです!

【浅草地域限定版 販売場所】(ケンエレファント公式サイトより/2021年2月時点)

  • 寺子屋本舗直営店(仲見世商店街)(東京都台東区浅草1丁目20-1)
  • 浅草花やしき(東京都台東区浅草2-28-1)
  • 浅草ROX(東京都台東区浅草1-25-15)
  • どぜう飯田屋(東京都台東区西浅草三丁目3番2号)
  • 久月 浅草橋本店(東京都台東区柳橋1-20-4)
  • がちゃ処(わけあり本舗内)(東京都台東区浅草1丁目27-2)
  • 上野ランド(東京都台東区上野7-1-1 JR東日本上野駅構内3階)

雷門(風雷神門)

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 雷門

トップバッターとなるのは、浅草のみならず東京の象徴とも言えるほど有名な浅草寺の「雷門

日本人の間でも”雷門”の名称で親しまれていますが、正式名称は「風雷神門」となっています。

江戸時代に何度かの消失を経て、1960年にパナソニック創業者の松下幸之助氏によって再建されたものが現存しています。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 雷門

前後左右どこからでも雷門を堪能できる、立体的なミニチュアフィギュアとなっています。高さは約3.5cm。

大きな門なので現地では前面・後面から見ることがほとんどだと思いますが、横部分や屋根部分をじっくり観察することができるのは楽しいです。

ただ、さすがにミニチュアフィギュアの限界もあってか、門の左右に配置されているであろう風神・雷神の姿を見ることはできません。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 雷門

“雷門”と書かれた大きな赤い提灯が特徴的と言えます。

その上には、浅草寺の山号でもある「金龍山」の文字がしっかりと再現されています。

個体差だとは思いますが、今回入手したものは雷門が少し傾いているのと2本の白い線が入ってしまっていたのは残念でした。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 雷門

裏側から見た雷門もしっかり再現されており、大提灯が前面側に付いていることが見て取れると思います。

大提灯の裏側には「風雷神門」と正式名称が記されています(その横には、小さく寄贈年月日も記載されていました)

実際に現地で見たときは気にしたことがなかったですが、こうやって前後左右で観察することで細かい箇所に気付くことができるのはミニチュアフィギュアの良い所とも言えます!

仲見世

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 仲見世商店街

“仲見世”はもともと社寺の境内などにある商店街の意味を持つ言葉なのですが、その代名詞とも言えるのが「浅草寺の仲見世商店街」ではないでしょうか。

そんな仲見世商店街がミニチュアジオラマとして商品化されました。三次元的な作りになっていることもあってか、このように厚紙で保護されていました。

高さは約3cmと小さめですが、横幅は土台含めて約5cmあります。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 仲見世商店街

今回立体化された仲見世商店街は、現代のものではなく大正期の洋風レンガ造りの仲見世が再現されています。

ミニチュア正面から見たときに、浅草寺へと続く参道がしっかりと奥行き感あるように作られています。

現代の仲見世商店街とは雰囲気が全然違うので不思議な感じはしますが、歴史を学ぶのによい教材にもなりそうな気がします。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 仲見世商店街

こうやって斜めから見てみると、お店一軒一軒ごとに彩色されているのが分かります。

大まかに塗られているため一つ一つが何のお店なのかは判別できないですが、小さいフィギュアにも関わらず細かく色分けされているのには感心させられました。

石田畳の凸凹した感じもよく表現されています。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 仲見世商店街

基本的には前側から眺めることを想定して作られているため、左右から見たときには何の造形か分かりにくくなっています。

背後は完全に平らになっていますので、飾るときには前向きにできる場所がおすすめです!

浅草花やしき

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 花やしき

江戸時代末期1853年に開園した、日本で最初の遊園地「浅草花やしき

浅草寺のすぐ近くに位置する花やしきは、東京の下町をそのまま残したようなレトロな雰囲気の小さな遊園地です。

こちらのミニチュアは、背面部分は厚紙で保護されており前面部分はプラスチック製のブリスターでしっかり保護されています。高さも約6cmほどと大きめ

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 花やしき

どの角度で見るのが良いか試行錯誤してみましたが、この角度の構図をご紹介したいと思います。

浅草花やしきと言えば、日本で現存最古の「ローラーコースター」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

そのローラーコースターに乗っているかのような臨場感を得ることができます。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 花やしき

より立体感を出すために、コースターを真正面に見据える形で撮影してみました(あえて前ボケにしています)

先ほどの画像でも気づいた方はいるかもしれませんが、後ろに「Beeタワー」が見えると思います(スカイツリーも見えますね)

花やしきのシンボルとも言える存在でしたが、実はBeeタワーは2016年10月に取り壊されています。

そんなBeeタワーがある時代の花やしきがミニチュアとして具現化されているのが、このミニチュアの大きな注目ポイントと言えます!

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 花やしき

こちらも「仲見世商店街」のミニチュアと同様に、前側から眺めることを想定された作りになっています。

ただ、左側から見ると未来都市みたいな不思議な造形に見えてくるのが逆に面白く感じました。

水上バス「ヒミコ」

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 水上バス「ヒミコ」

こちらも浅草の象徴とも言える、浅草と東京のベイエリアを結ぶ未来型の水上バス「ヒミコ」

漫画・アニメ界の巨匠”松本零士”氏がデザインを手がけた、宇宙船のような外観の特徴的なフォルムの水上バスとなっています。

現在では、2番船「ホタルナ」・3番船「エメルダス」も就航しています

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 水上バス「ヒミコ」

これまではご紹介した立体的なラインナップとは打って変わって、こちらは平面的なミニチュアフィギュアとなっています。

進んでいる雰囲気のある水面部分と、窓ガラスが多い特徴的なフォルムの「ヒミコ」を俯瞰的に見て楽しむことができます。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 雷門と水上バス

他のラインアップが立体的なのでどうしてもボリュームの面で見劣りしてしまいますが、このように他のラインナップと一緒に並べることでこのミニチュアの良さをより際立たせることができると感じました。

個人的には(水中部分も含めた)水上バスの全体が立体造形になっていても面白かったとは思ったのですが、こういう風に並べて飾れる作りというのも面白いですね。

どぜう飯田屋 どぜう鍋

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN どぜう飯田屋 どぜう鍋

最後は、これまた打って変わって唯一の食べ物ジャンルとなる「どぜう飯田屋 どぜう鍋

江戸末期に一膳飯屋として創業し、明治時代にどじょう専門店として移行して以降、浅草名物として伝統の味を守ってきた老舗の名物料理です。

まず内袋を見て驚いたのが、カプセルトイ史上類を見ないほどたくさん入っているパーツの数です!

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN どぜう飯田屋 どぜう鍋

内袋を開けて、中身を全て取り出して並べてみました。その数なんと14パーツ

プラモデルのように組み立てる系のガチャ商品を除けば、ミニチュアフィギュアのカプセルトイとしてトップレベルのパーツ数だと思います。

500円と高単価の商品ではありますが、ここまでたくさんパーツが入っているとお得感すら感じてしまいます。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN どぜう飯田屋 どぜう鍋

どぜう鍋とコンロ部分、土台の部分だけでもこうやってパーツがしっかり分かれています。

どぜう鍋の上にも大量の刻まれたネギが乗っている様子がちゃんと見て取れる作りとなっています。

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN どぜう飯田屋 どぜう鍋

全てのパーツを組み立て・配置すると、このように豪華な”どぜう鍋”セットが完成します!

どぜう鍋を引き立てる調味料類が用意されているだけでなく、割りばしと小皿もしっかり付いてきます。

なかなか”どじょう鍋”を自宅で食べることはできませんが、これを家で眺めながらお酒を飲むなんてのも乙かもしれませんね。

「浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN」感想・まとめ

浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN 全5種

浅草の象徴がギュッと詰まったミニチュアフィギュアとして、どれも非常にクオリティの高いガチャ商品になっています。

特に、奥行き感を表現した立体的なジオラマ風ミニチュアはカプセルトイの中でもあまり見かけることが少ない商品なので、これだけでも貴重と言えます。

自宅にいるときでも浅草に旅行した気分を味わうことができるミニチュアとしておすすめです!

商品名浅草フィギュアみやげ / MINIATURE JAPAN
発売元ケンエレファント
発売時期2021年2月上旬(全国版は2月中旬)
価格(税込)500円
種類数全5種類
ラインナップ・雷門(風雷神門)
・仲見世
・浅草花やしき
・水上バス「ヒミコ」
・どぜう飯田屋 どぜう鍋
サイズ(高さ)約0.5~5.5cm
対象年齢12才以上

ケンエレファントのカプセルトイレビューはこちら

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