商品名 | ほとけものシリーズ ねこ菩薩マスコットフィギュア |
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発売元 | 株式会社 Qualia |
発売時期 | 2021年1月上旬 |
価格(税込) | 300円 |
種類数 | 全6種類 |
ラインナップ | ・十一面観音(じゅういちめんかんのん) ・地蔵菩薩(じぞうぼさつ) ・弥勒菩薩(みろくぼさつ) ・馬頭観音(ばとうかんのん) ・白衣観音(びゃくえかんのん) ・シークレット |
サイズ(高さ) | 約5~6cm |
対象年齢 | 15才以上 |
高いクオリティとこだわりを見せるカプセルトイメーカーのクオリアさん。
そんなクオリアさんによる、擬人化した動物フィギュアをモチーフに多くの作品を生み出している造形作家「三条獅子」さんとのコラボガチャ第2弾!
前作「ねこ如来」に続くほとけものシリーズとして、今回「ねこ菩薩」が全6種で2021年1月に発売されました。
今回はシークレットを除くノーマル5種をご紹介させて頂きます。
「ほとけものシリーズ ねこ菩薩マスコットフィギュア」開封レビュー
今回はセット商品を注文したのでカプセルはありませんでしたが、カプセルマシーンでは色付きの透明カラーカプセルに入っています。
こうやってパッと並べただけでも、300円とは思えないほどのボリュームとクオリティの高さが伝わってきます。
ミニブックの表面には商品名と、ラインナップ名とその商品イメージが印刷されています。
彩色が素晴らしい商品だけにフルカラーなのがありがたいですね。
一番右に記載された「シークレット」がどうしても気になってしまいます…。
十一面観音(じゅういちめんかんのん)
頭部に十一頭分の猫の顔が刻まれた「十一面観音(じゅういちめんかんのん)」
頭部に刻まれた大勢の猫たちと、地蔵菩薩によく見られる輪っか状の後光”輪光(りんこう)”が特徴的な造形となっています。
これだけ大きい商品だと組み立て式が一般的ですが、一体型の構造なのにまず驚きました!
しっかりと自立する造形になっており、何よりこの立体的な造形はすごいと思います。
特に頭部の十一の猫の顔。猫それぞれ細かく描かれており、さらに彩色も丁寧でこだわりが見受けられます。
背中に付いている輪光も立体構造物のようにしっかりと造形されています。
よく見ると別パーツのようになっていて接着されているように見受けられますが、300円のカプセルトイではじめからちゃんと接着されているのはすごいと感じます。
柔和な猫顔の観音菩薩となっていて、見ているだけで癒されます。
神や服装、肉球の色分けなど塗装面も非常に素晴らしいと感じました!
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」といえば、日本では”お地蔵さま”として広く親しまれている存在です。
そんなお地蔵様がモチーフとなった、ねこ菩薩となっています。
右手には錫杖(しゃくじょう)、左手には青い色の宝珠(ほうじゅ)を持っています。
全体的にベージュのような色合いをしており、衣は淡いピンク色で彩色されています。
背後の輪光は銅のような風合いとなっていますが、ピンク色の肉球マークが非常に特徴的です。
頭部をよく見ると猫の毛並みのような皺が刻まれており、細かいこだわりが見受けられます。
右手に持った錫杖は、猛禽や外注などの害から逃れたり魔よけの意味があるとされています。
左手に持った桃のような形の宝珠は、あらゆる願い事をかなえるという地蔵菩薩のご利益を表すものとされています。
ちなみに、錫杖を触っていたところ上方向にスライドさせることができて取り外しが可能なことに気付きました。この立体感が本当に素晴らしいと思います。
弥勒菩薩(みろくぼさつ)
安らかな柔和な顔をしたこちらの「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」
本作でも一般的な弥勒菩薩の特徴でもある、右足を曲げて左ひざの上に乗せ、右手の指を頬にあてて物思いにふけるような半跏思惟像(はんかしいぞう)となっています。
ちなみに弥勒とは、古代インドではマイトレーヤと呼ばれ、慈悲から生まれた者を意味するそうです。
こちらの弥勒菩薩の特徴は、藍色のような深い青色の髪と、折り曲げた右足裏のピンク色の肉球ではないでしょうか。
黒い台座に座っているような造形となっていて、衣が台座に掛かっているような感じがよく表れています。
輪光や杖などもないので、今回のねこ菩薩ラインナップの中ではもっともシンプルな造形だと感じました。
物思いにふけっているかのような、この柔和なお顔に癒されます。
一般的に半跏思惟像では左ひざの上に右足が乗っていることが多いのですが、そこは猫ということで足の長さが足りていない感じもまた可愛いですね。
目の部分が黒く塗られているので、薄く目を開けている様子が描かれているのかもしれません。
馬頭観音(ばとうかんのん)
菩薩・観音の中では珍しい忿怒相(ふんぬそう:怒った表情)をした「馬頭観音(ばとうかんのん)」
頭の上に馬を乗せているのがその名前の由来ではありますが、こちらのねこ菩薩でもしっかりと頭部にカラーの馬がが刻まれています。
6本の手と真っ赤な全身が特徴的で、今回のねこ菩薩ラインナップの中でもっとも激しい色合いの塗装となっています。
今回のねこ菩薩でも険しい表情がしっかりと刻まれており、可愛らしいはずの肉球があっても憤怒感の方が強く感じられます。
6本の手があり、両手を合わせた2本以外の手にはしっかりと肉球が刻まれています。輪光に刻まれた肉球マークもあり、今回のラインナップの中ではもっとも多くの肉球を見ることができます。
個体差かもしれないのですが、輪光が直立というよりは前傾になっていたのが少し気になりました…。
赤い全身に目がいきがちですが、よく見ると腕輪だけでなく随所に金色っぽい塗装が施されていることに気付きました。
眉毛はもちろん、衣の部分にも毛並みの部分にも細かく金色の塗装が入っており、よくここまで細かく彩色ができたものだと感心させられました。
正面だけでなく、頭の背後の部分にも細かく毛並みが刻まれています。
白衣観音(びゃくえかんのん)
白い衣を全身にまとう姿からその名が付いたとされる「白衣観音(びゃくえかんのん)」
三十三に姿を変えて人々を救う菩薩とされている三十三観音の一つとされ、観音菩薩の母とも仰がれています。
こちらの白衣観音も全身が白い衣で覆われており、頭の上に乗っている化仏と呼ばれる観音様も白い衣で覆われています。
今回のラインナップの中でも唯一の全身が衣に覆われた造形となっています。背面から見るとそれが顕著にわかると思います。
両手を前に組み、とても優しい表情をした姿が印象的です。
他のラインナップと比較してみましたが、白衣観音のみピンク色の肉球がどこにもないのも逆に印象的でした。
全身が赤く憤怒の表情をした馬頭観音とは対照的で、とても優しく穏やかな雰囲気が醸し出されています。
頭の上の化仏も小さいながらもしっかりと造形されていて、細かく彩色が施されていることにも注目してほしいです。
「ほとけものシリーズ ねこ菩薩マスコットフィギュア」感想・まとめ
300円のカプセルトイでここまでの細かい造形に加えて、色彩が豊かな彩色がなされているのには驚かされました!
好みの菩薩・観音様は人によって分かれるかもしれませんが、正直どれが当たっても充分満足のいくハイクオリティのカプセルトイとなっていると感じました。
残念ながら私は入手することができませんでしたが、気になる方はぜひカプセルトイマシーンでシークレットを狙ってみてはいかがでしょうか。
商品名 | ほとけものシリーズ ねこ菩薩マスコットフィギュア |
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発売元 | 株式会社 Qualia |
発売時期 | 2021年1月上旬 |
価格(税込) | 300円 |
種類数 | 全6種類 |
ラインナップ | ・十一面観音(じゅういちめんかんのん) ・地蔵菩薩(じぞうぼさつ) ・弥勒菩薩(みろくぼさつ) ・馬頭観音(ばとうかんのん) ・白衣観音(びゃくえかんのん) ・シークレット |
サイズ(高さ) | 約5~6cm |
対象年齢 | 15才以上 |